HIS 東南ア事業拡大見据え店舗網拡充 海外売上高4倍
旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)は東南アジアの店舗網を拡充する。2015年10月期にタイの店舗を前期末比8割増やし、インドネシアとベトナムも5~6割増やす。東南アジアで増えている訪日旅行客の需要を開拓する。アジア事業の拡大で2020年の東京五輪までに海外売上高を3500億円と、13年10月期の4倍に増やすことを目指す。
タイでは鉄道駅を中心に約20店を出店し、15年10月末までに44店の体制とする計画。鉄道駅の整備が進んでいない地域ではショッピングモールを中心に出店する。インドネシアでは約10店を開業し25店前後に増やす。出店にあたっては現地の通信大手とも連携する。ベトナムの店舗は5割増の15~16店にする。店舗網の拡充に先立ち、約1億円を投じ海外店舗の予約・販売システムを刷新した。日本経済新聞が報じた。