インドネシア JBIC海外投資調査で2位 関心浮き彫り
国際協力銀行(JBIC)が発表した2014年度の海外直接投資アンケート調査で、中期的(今後3年程度)に有望な事業展開先として、インドネシアへの注目が高まっていることが改めて明らかになった。中期的に有望な事業展開先としてインドネシアを挙げた企業は、499社中228社。前年度(488社が回答)から9社増え、1社差で首位の座をインドに明け渡したが、海外に拠点を持つ日本企業のうち、5割近くがインドネシアに関心を示していることが浮き彫りになった。
資本金10億円未満の中堅・中小企業(131社が回答)では、インドネシアの得票率は48%となり、インドの39%を上回り首位だった。主要4業種では自動車が前年度に続き1位で、一般機械では4位から首位に浮上。化学は横ばいの3位、電機・電子は5位から4位に上昇した。今後10年程度で有望な事業展開国・地域としては、インドネシアは中国を抜いて3位から2位に浮上した。