許認可迅速化へインフラ資源5分野をBKPM管轄に
インドネシア政府はこのほど許認可迅速化へ向け、現在エネルギー鉱物資源省が管轄しているインフラ資源5分野の許認可を投資調整庁(BKPM)に委譲することを明らかにした。早ければ、2015年1月15日から実施する予定。この5分野は鉱物、石炭、電力、石油、ガス。事業免許や生産、精製の許認可が対象で、エネルギー鉱物資源省の担当職員をBKPMの管理下に置いて対応する。
BKPMはワンストップサービス自体の効率化も図る予定だ。大統領令の規定で、許認可は最長7業務日で出すとしているが、BKPMインフラ部門のルディ氏は、これを大幅に短縮する「2業務日以内に許認可の発行をめざす」としている。また、地方政府の案件で許認可取得に特に時間がかかっている現状打開のため、「BKPMの管理のもと、地方政府の案件を中央政府に一元化する」とも述べた。