復興需要で違法伐採 消える森林 洪水頻発 震災10年

復興需要で違法伐採 消える森林 洪水頻発 震災10年

2004年のスマトラ沖大地震による津波被害は、最も大きな被害に見舞われたインドネシア北西部アチェ州に大規模な森林破壊をもたらした。ただ、それは津波による直接被害ではなく、復興需要で違法伐採を加速させたためだ。環境保護団体によると、需要が一段落した今も合法的な伐採を含め、毎年、東京ドーム約6800個分に相当する約3万1800㌶の森林が失われているという。森を失った山では洪水や土砂崩れが頻発し、住民の暮らしが脅かされている。毎日新聞が報じた。