ベトナムへの14年外国人訪問者 対中?も過去最高
ベトナム統計総局によると、2014年の外国人訪問者数は787万4300人で過去最高となった13年をさらに4%上回った。ただ、5月に発生した南シナ海での中国との領有権を巡る問題を受けて、来訪主要国の中国や台湾からの来訪者が急減。6月以降、単月ベースで7カ月連続で前年割れが続いている。国・地域別で最も多い中国からの来訪者は194万7200人。今年前半の、中越衝突・抗議デモ以前は中国からの来訪者がハイペースで伸びていたことから、そのときのいわば”貯金”があって、前年比2.1%増とわずかだが増えた。2位の韓国は13.3%増の84万8000人だった。日本は3位で同7.3%増の64万8000人。以下、米国44万3800人(2.7%増)、カンボジア40万4200人(18.1%増)と続いた。14年の来訪者の内訳は観光客が前年比2.6%増の476万2500人、商用客は132万1900人で4,3%増、越僑(在外ベトナム人)の里帰りは6.9%増の134万7100人。