インドネシア 治水インフラ整備加速 19年に29ダム完工
インドネシア灌漑設備の拡充や洪水被害の低減を目指し、治水インフラ整備を加速させる。同国の公共事業・住宅省は2019年までに、全国49カ所でダム建設に着工し、うち29カ所を同年までに完成させる方針を示した。政府は15年、8兆2000億ルピア(約795億円)を11のダム建設事業に投じる予定だ。ジャカルタ・ポストが報じた。
15年実施予定の11事業のうち、スマトラ島北部のアチェ州、ジャワ島中部ジャワ州、スラウェシ島北部の北スラウェシ州など総額5兆6000億ルピアの5事業については、年内に入札手続きを完了させ、15年1月以降に順次着工する。バリ島周辺のバリ州、カリマンタン島南部の南カリマンタン州など残りの6事業(総額2兆6000億ルピア)も今後、手続きを加速させる。