マレーシア航空上場廃止 政府主導の新会社で再建へ
経営が悪化しているマレーシア航空は1月2日、マレーシア証券取引所での株式の上場が廃止され、今後政府主導で設立される新たな会社の下で再建を進めていくことになった。同航空は2014年3月、旅客機が行方不明になったほか、7月にはウクライナ東部で旅客機が撃墜されたことなどから経営が悪化し、筆頭株主のマレーシア国営の投資会社の下で再建を図る。
再建案に沿って14年末までに同投資会社が、マレーシア航空のすべての株式を買い取る手続きが終わり実質的に国有化され、政府主導で15年7月までに新たな会社を立ち上げ、再建を進めることにしている。国営の投資会社は路線網の見直し、全従業員の3割にあたる6000人の削減などにより、大幅なコスト低減を図り、2017年末までに収支を黒字化させ、マレーシア証券取引所へ再上場を目指すことにしている。NHK NEWS WEBが報じた。