氷の粒子が付着しエアアジア機に不具合 イ気象物理庁

氷の粒子が付着しエアアジア機に不具合  イ気象物理庁

インドネシア気象物理庁は、1月4日までに墜落したエアアジア機について、嵐雲や積乱雲に巻き込まれ、その中に多数含まれる氷が機体の不具合を引き起こしたと分析、「亞希天候が事故の一因となった」とする報告書を発表した。同庁の解析によると、事故当時周辺には、高度4万㌳(約1万4400㍍)に達する巨大な嵐雲があり、「内部は氷点下80度に達する低温で、氷の粒子が多数あった」と指摘。氷が機体やエンジンに付着して不具合を起こし、失速・墜落したとの見解を示した。

ただ、分析は気象データに基づいた予備的なもので、今後の真相究明には機体やブラックボックスの回収と分析が欠かせない。なお、捜索には日米韓やシンガポールも加わり、4日までに遺体34体を回収。インドネシア捜索救助庁によると、最大18㍍の機体の残骸5点をソナーで確認している。だが、現場は天候が不安定で捜索は思うように進んでいない。複数のメディアが報じた。