シンガポールで新幹線売り込み 日本政府が初の展示会
シンガポールとマレーシアを結ぶ高速鉄道(HSR)建設計画に日本の新幹線を売り込むため、日本政府が1月23~24日、シンガポールで初のセミナー・展示会を開催した。シンガポール政府・企業関係者、一般市民に安全性の高い新幹線を広く知ってもらい、日本の高速鉄道の優位性をアピールするのが狙い、会場には新幹線の運転台シミュレーターや模型も展示され、多くの家族連れでにぎわった。
セミナー・展示会は日本の国土交通省、経済産業省、日本貿易振興機構(ジェトロ)、日本鉄道車両輸出組合(JORSA)、海外鉄道技術協力協会(JARTS)、日本政府観光局(JNTO)が主催。会場はカジノ総合リゾート(IR)マリーナ・ベイ・サンズ(MBS)内のサンズ・エキスポ・アンド・コンベンション・センター。一般向けに開催された展示会では大勢の家族連れが訪れ、24日にはオープン後30分で約500人が来場。シミュレーターは約3時間待ちの行列ができるほど人気を集めた。NNAが報じた。