インドネシア19年までに外国人観光客2000万人誘致
インドネシア国家開発計画省は1月30日、2014年930万人だった外国人観光客を2019年までに、2000万人に増やすことを骨子とする、観光産業を国家経済の主柱にしていくとの方針を発表した。同省のイ・デワ・グデ・スギハムレタ主席計画調整官(観光担当)は、アンタラ通信に対し、外国人観光客の増加が観光産業の活性化につながるとみて、2019年までに①年間外国人観光客を2000万人に増やす②観光業で1300万人の雇用を創出する③240兆ルピアの外資収入を目指す—などと発表した。
15年は年間観光客目標1121万人、収益目標1200万㌦を掲げている。観光客の年間増加率はアジア圏6.20% 、欧州圏5.40%、米国3.20%、アフリカ5.40%となっている。インドネシア政府は豪州、韓国、中国、ロシア、日本を対象にした観光ビザの無料化などの緩和措置で集客を狙う。ちなみに、アジア各国への13年の外国人観光客数は、インドネシアが880万人に対し、隣国マレーシア2654万人、そしてタイ2571万人で、大きく引き離されている。地元メディアなどが報じた。