昭和電工 インドネシアアルミナ工場が本格稼働

昭和電工 インドネシアアルミナ工場が本格稼働

昭和電工は2月9日、インドネシア・アンタム社との合弁会社インドネシア・ケミカル・アルミナ社(ICA)が、ケミカル用アルミナ工場(インドネシア西カリマンタン州)で商業運転を開始したと発表した。ケミカル用アルミナは、バイヤー法で製造される、アルミニウム製錬用途以外に使用されるアルミナおよび水酸化アルミニウムの総称で、水質浄化剤や機能材料(セラミックス耐火物、研削材、放熱材)用原料、エレクトロニクス製品(ICパッケージ、液晶ガラス)の材料など、幅広い産業分野に使用されている。

昭和電工は今回の新工場の稼働により、長年にわたって培ってきたアルミナの製造技術を新工場に移転している。今後は新工場で生産した製品を国内外の顧客に販売し、アジア地域の供給体制を確立し、当該地域を中心として需要が期待できるような水質浄化、機能材料用途向けの拡販を進めていく。