フィリピンでセブン筆頭にコンビニ各社の出店攻勢激化
フィリピンでコンビニエンスストア各社の競争が激しさを増している。同国で「セブンイレブン」を展開する最大手フィリピン・セブン・コープは2015年設備投資に同社として過去最高の30億ペソ(約81億円)を投じて350店を新設する計画だ。14年の20億ペソを大きく上回る設備投資でシェア首位の座を固める考えだ。現地経済紙ビジネス・ワールドが報じた。セブンイレブンはフィリピン市場で、店舗ベースで6割を占め、14年は286店新設し前年比27%増の1287店としている。今後も数年にわたって年25%以上のペースで出店を続ける意向を示している。
2014年8月時点の店舗数が428点でシェア2位の「ミニストップ」を展開するロビンソンズ・コンビニエンスストアーズは15年、100店の出店を目指す。12年にマニラ首都圏に1号店を出店した「ファミリーマート」を展開するアヤラ・ランドも出店加速で早期に500店突破を実現したいとしている。このほか14年、ピュアゴールド・プライスクラブが日本のローソンと合弁でPGローソン・カンパニーを設立。20年までに「ローソン」の500店体制を目指すと発表している。SankeiBizが報じた。