インドネシアのKCJがソニーの「FeliCa」を採用

インドネシアのKCJがソニーの「FeliCa」を採用

ソニーは、インドネシアの鉄道、KAI コミューター・ジャボデタベック(KCJ)が、ソニーのICカード技術「FeliCa」を採用すると発表した。FeliCaチップが搭載された非接触ICカードや、リストバンドでの乗車券を2月から提供し、NFC対応の携帯電話での乗車券を2015年中に提供する予定だ。インドネシアの公共交通機関でFeliCaが採用されるのは初めて。Wireless Wire Newsが報じた。

KCJが採用を決めたのは、FeliCaの技術が交通乗車券以外にも電子マネーやIDなど、様々な形状に対応可能で、多くのアプリケーションに対応していること、瞬時に反応する(読み取りが早い)ことで、交通機関の乗車券に向いていることが大きなアドバンテージとして挙げられる。交通渋滞緩和のため、通勤等の足として鉄道利用が奨励される中、券売機に前に並ばずに済む、キャッシュレスの有力な手段の一つとして、中長期的に需要の増大が予想される