最低賃金不履行の中小企業経営者に有罪 カディンなど抗議
インドネシア最高裁判所は4月24日、東ジャワ州スラバヤの中小企業経営者が従業員53人に対し、法定最低賃金を下回る給料しか支払わなかったとして、同経営者に禁錮1年、罰金1億ルピアのい判決を言い渡した。
この判決に対し、実業界からは抗議の声が上がっている。インドネシア商工会議所(カディン)会頭は4月25日、非常に遺憾だと述べ、法廷に持ち込まれる前の段階で政府機関による仲裁の枠組みを充実させる必要がある-と強調した。また、インドネシア経営者協会(アピンド)会長は、我々は大企業が罰せられることには問題視しないが、中小企業は別だ。急激な賃金上昇に耐えられない中小企業が多い-と判決に不快感をみせた。