1月の訪日外国人客29%増の121万人で過去最多
日本政府観光局(JNTO)が2月18日発表した1月の訪日外国人客数は、前年同月比29%増の121万8400人だった。1月として過去最多を更新した。円安に伴う割安感がある訪日観光旅行の定着と、2014年10月から実施された免税品目の拡大により、富裕層の買い物目的での訪日も確実に増え定着しつつあることが、訪日客数の最多更新の要因とみられる。一方、海外へ出国した日本人は1%減の123万8000人で8カ月連続で前年実績を下回った。
外国人旅行客の国・地域別で最も多かったのは韓国で、1月は前年同月比40%増の35万8100人。1964年の統計を取り始めてから単一の国・地域からの訪日客が月間30万人を超えたのは初めて。以下、中国は同45%増の22万6300人、台湾は同10%増の21万7000人だった。