インドネシア首都圏138万人が通勤 統計局が初調査

インドネシア首都圏138万人が通勤  統計局が初調査

インドネシア中央統計局ジャカルタ特別州支部はこのほど、2014年に初めて実施した首都圏の通勤者実態調査の結果を公表した。平日、郊外から首都ジャカルタに流入する通勤・通学者は約138万2000人、首都圏から郊外へ移動する人は約25万6000人で、首都人口は1日112万6000人膨れ上がっていた。通勤者の約7割が二輪車や自家用車を利用し、渋滞の要因であることが改めて示された。

ジャカルタ内での移動を含む首都圏全体の通勤・通学者数は1日平均約243万人だった。このうち首都への通勤・通学者を地域別にみると、西ジャワ州ブカシ市が最多の約36万(全体の14.8%)、南郊の同州デポック市が約28万人(同11.7%)、西郊のバンテン州タンゲラン市が約21万5000人(同8.7%)と続いた。ブカシ市は人口240万人でベッドタウン化が急速に進んでいる。郊外からの通勤・通学者が帰宅後の夜間の首都人口は推計値で約1007万5000人だった。