インド 基準超える大気汚染で6.6億人の寿命3年短縮

インド 基準超える大気汚染で6.6億人の寿命3年短縮

インドでは国が定める大気汚染の上限を超える地域に人口全体の54.5%に相当する6億6000万人が住んでおり、寿命が平均で3年2カ月縮んでいる。こんなショッキングな実態が明らかになった。エコノミック・タイムズ(電子版)が報じた。米国のシカゴ大学、ハーバード大学、イェール大学の複数エコノミストが2月21日に発表した報告書で明らかになった。3大学は心臓血管や呼吸器に悪影響を及ぼす粒子状物質について調査した。

インドでは粒子状物質「PM2.5」の環境基準が、世界保健機関(WHO)の基準の4倍に相当する1立法㍍当たり40㍃㌘に設定されている。そのため、全人口の99.5%の人たちがWHOの安全基準を上回る汚染物質を含んだ空気にさらされ、暮らしているという。NNAが報じた。