高台寺 シンガポールなど東南アで観光客の誘致強化

高台寺 シンガポールなど東南アで観光客の誘致強化

豊臣秀吉と妻ねねのゆかり寺として知られる高台寺(京都市東山区)は、東南アジアで観光客の誘致活動に力を入れている。今回はシンガポールに2月21~26日、後藤典生執事長らを派遣、現地の旅行業界関係者や一般消費者に同寺や京都の魅力を訴求した。同寺の来場者に占める外国人旅客の比率を、現在の2割から4割に高めたい考えだ。日本の寺院が単独でインバウンド(訪日外国人旅行者)誘致に取り組む例は珍しい。

高台寺は15年ほど前から外国人観光客誘致に取り組んできた。従来は台湾、韓国、香港、中国など東アジアに重点を置いていたが、数年前から東南アジアでも集客活動に力を入れている。シンガポールでは3年前に観光商談会に参加したのを機に、地元旅行会社などを周り認知度向上に努めてきた。NNAが報じた。