パプア~マルク経済回廊2.4倍に 15年直接投資目標額
インドネシア投資調整庁(BKPM)のフランキー・シバラニ長官はこのほど、2015年の直接投資目標額を明らかにした。前年に比べ最も大きな伸びとなるのがパプア~マルク経済回廊の2.4倍増(40兆5000億ルピア)で、以下、バリ~ヌサトゥンガラの71%増(19兆ルピア)と続いた。このほかは4~7%増と一ケタの伸びにとどまった。
パプア~マルクを2.4倍の目標としたのは同地域の開発が遅れ、他地域との格差を縮小するため、特に高い目標を設定した。同地域については農業・水産業とその加工業のほか、鉱業や化学産業の投資が見込めるという。
スマトラは6%増の75兆2000億ルピア、カリマンタンは4%増の74兆5000億ルピア、スラウェシは5%減の27兆8000億ルピアで、同国最大のジャワ経済回廊は7%増の282兆6000億ルピアだ。ジョコ政権はジャワ島以外への投資拡大および開発加速を掲げているが、ジャワ以外の合計は237兆ルピアで、結果的にはまだジャワ経済回廊が上回った。産業別の直接投資目標額は第一次産業が88兆4000億ルピア、第2次産業が267兆5000億ルピア、第3次産業が163兆6000億ルピアだった。地元メディアが報じた。