アークレイ フィリピン工場で医療機器生産増強
医療機器メーカーのアークレイ(京都市中京区)は2月25日、フィリピン工場(バタンガス州セントトーマス市)を増設して糖尿病などの検査機器の現地生産を始めると発表した。増設部分の建屋は約5000平方㍍。2015年11月に完工、16年4月から稼働開始の予定。投資額は非公表。物流棟も新設して、同工場の建屋面積を従来の約2.5倍に広げる。
経済成長に伴い、糖尿病などの生活習慣病患者が増えつつある東南アジア諸国へ、医療機器製品を供給する海外主力工場の一つの位置付ける。アークレイの生産拠点はフィリピンのほか日本、中国(2カ所)、米国、英国、ロシアの6カ国にある。