高島屋・トランスコスモス シンガポールで卸売事業
高島屋と電子商取引(EC)システム構築大手のトランスコスモスは2月27日、アジアのEC小売業者向けに日本の商品を供給する合弁会社「タカシマヤ・トランスコスモス・インターナショナル・コマース(TTIC)」を3月3日付で、シンガポールに設立すると発表した。資本金は1730万シンガポール㌦(約15億2000万円)で、出資比率は高島屋51%、トランスコスモス49%。取扱商品は雑貨や文具、子供用品、化粧雑貨、菓子類など食料品、美術・工芸品、建築部材などを想定。両社が持つ強みとノウハウを持ち寄る。自力での市場開拓が難しい日本の中小企業と、アジアの店舗を結ぶ橋渡し役となる。高島屋が海外でこうした卸売事業を本格展開するのは初めてという。