シンガポール超富裕層の増加数は10年で世界最大に
英系不動産仲介ナイト・フランクがまとめた報告書「ウェルス・リポート2015」によると、シンガポールは3000万米㌦(約36億円)以上の資産を保有する超富裕層の人口が、2014年~24年の間に世界の主要都市で最も大きく増える見通しだ。同リポートによると、シンガポールの超富裕層は14年の3227人から24年には4979人となり、1752人増える見込みだ。増加人数では次いで香港(1251人増)が2位、米国・ニューヨーク(1013人増)が3位と予想。世界全体の増加人数の1割はシンガポール、香港、ニューヨーク、英国・ロンドン、インド・ムンバイの5都市で占められるという。
14年の超富裕層人口はロンドンが最も多く4364人、東京が3575人で2位、シンガポール3227人で3位に入っている。以下、4位はニューヨーク(3008人)、5位が香港(2690人)。島なんば時あではタイ・バンコクが466人インドネシア・ジャカルタが363人、マレーシア・クアラルンプールが310人だった。アジアの超富裕層が保有する資産総額は14年に5兆9000億米㌦となり、北米の5兆5000億米㌦を上回っている。NNAが報じた。