東北大と北大 フィリピン科技省から衛星開発を受注
東北大学と北海道大学は3月10日、フィリピン初となる人工衛星の開発・製作を、同国の科学技術省から受注したことを明らかにした。受注額は8億円(東北大5億円、北大3億円)。重量50㌔㌘級の超小型人工衛星2基を2017年末までに運用し、フィリピン政府が必要な防災や農林水産業の気象調査などに活用する。
契約期間は今年1月から17年末までの3年間。フィリピン科学技術省と共同開発の形で行い、フィリピン人技術者を両大学の留学生として受け入れる費用も含める。日本の政府開発援助(ODA)資金は使われず、両大学が直接受注した。両大学が海外で衛星開発を受注するのは初めて。NNAが報じた。