中ジャワ州バタン石炭火力発電所 稼働2年超ずれ込む
インドネシア中ジャワ州におけるバタン石炭火力発電所建設事業は、現地反対派の抗議行動などにより土地収用が難航、当初の2016年の稼働予定が大幅に遅れている状況だ。2014年、伊藤忠商事やJパワーが出資するビマセナ・パワー・インドネシア社は、土地収用が困難とする不可抗力条項の適用を国有電力会社に通知し、インドネシア政府の支援を受けながら、計画を進めていた。エネルギー鉱物資源省ジャルマン電力総局長は「このほど土地収用が完了した。稼働は18年末か19年初となる。総工費は40兆ルピアで、完成すれば東南アジア最大規模の発電所となる」と説明している。ビスニス・インドネシアが報じた。