東京商工会議所が「ムスリム体験視察会」

東京商工会議所が「ムスリム体験視察会」

東京商工会議所が「ムスリム体験視察会」を開いた。東南アジアからのムスリム(イスラム教徒)旅行者が大幅に増え、今後、巨大なマーケットとして期待されるからだ。ムスリムとの接点は観光だけではない。急速に進行しつつある日本の少子高齢化社会を考えると、労働市場などにおける重要性が高まることは間違いない。

日本で働くムスリムはアジア系が多く、戒律に厳しくない人も多い。大手企業にはムスリムでもホワイトカラーが多く、ブルーカラーがいるのは大半が中小・下請企業だ。こうした点を考え合わせると今後は中小企業にも、「ハラル認証」や毎日数回の”お祈り”などイスラム圏の文化・宗教に対する理解や、きめ細かな配慮と対応が求められよう。