三菱商事・千代田化工 フィリピンの新ボホール空港受注

三菱商事・千代田化工 フィリピンの新ボホール空港受注

三菱商事と千代田化工建設は3月20日、フィリピン運輸通信省から中部ボホール州に開業する新空港「新ボホール空港」の建設事業を受注したと発表した。これは同国政府が中部ボホール州の州都タグビララン市にある現空港に代えて、対岸のパングラオ島に建設する新空港。屋根には太陽光パネルを設置するなど環境保全にも配慮した、持続可能型の空港とする。受注額は約110億円。

2015年3月中にも着工し、17年9月に完工予定。約200㍍の滑走路はじめ延べ床面積8000平方㍍の旅客ターミナルや手荷物搬送システムなどの特殊設備、暖房、給排水・配電設備などの建設を請け負う。事業費用の85%を日本政府による円借款でまかなう。両社共同での空港建設の受注はモンゴルの国際空港に続いて2件目。