関空国際線初の1000便超 15年夏ダイヤ 訪日観光反映

関空国際線初の1000便超 15年夏ダイヤ  訪日観光反映

新関西国際空港会社は3月24日、関西国際空港の国際線の15年夏ダイヤを発表した。中国や東南アジアでの訪日観光ブームを反映し、中国本土や韓国、台湾方面の新規就航、増便が相次ぐことで、7月のピーク時の便数は週1029便(14年夏比113便増)と、1994年の開港以来初めて1000便の大台を突破した。

中国の格安航空会社(LCC)、春秋航空が関空を新たに拠点化し、成都・西安など4都市へ新規就航するなどLCC網がさらに拡大。LCC14社が21都市、週236便を就航させ、国際線旅客便に占める割合は26.8%に達する。アジア便週864便と全体の84%を占め、アジアへの就航都市数も45と国内空港最多となる。旅客便が週882便(同107便増)で、夏冬通じ過去最多。貨物便は週147便(同6便増)。