明興産業 ベトナムハイフォン市に進出 8月稼働

明興産業  ベトナム・ハイフォン市に進出 8月稼働

明興産業(神戸市長田区)はベトナム・ハイフォン市に進出する。日系事務機器メーカー向けにローラーなどの機構部品のプラスチック成形品を供給する。同社は中国・東莞市、大連市に海外拠点を持つが、取引先の事務機器メーカーのベトナム進出への対応やコストの低減、品質の安定を狙い進出を決めた。ハイフォン市のチャンズエ工業団地の敷地面積5000平方㍍(定期借地権)に延べ床面積3000平方㍍、鉄骨一部2階建て工場を建設。設備投資額は約3億円。工場はすでに着工しており、4月の完成、8月の稼働を目指す。

プラスチック成形機10台、社員50人でスタートし、2016年をめどに社員100人、成形機30台の規模に広げ、初年度2億円を見込む。これを機に中国の設備の一部を新工場に移管し、同工場を拠点としてタイやマレーシアなどの輸出も検討し、18年度に新工場で15億円の売り上げを目指す。日刊工業新聞が報じた。