GMがインドネシアに再進出 ブカシの新工場で開所式

GMがインドネシアに再進出 ブカシの新工場で開所式
 米国の自動車最大手、GMは再びインドネシアでの生産に乗り出すことになり5月8日、同国の産業相らが出席し、西ジャワ州北西部のブカシに完成した新工場で開所式が行われた。新工場は、GMが1億5000万㌦(約150億円)を投資して建設。年産能力は4万台で、インドネシア国内だけでなく、タイヤフィリピンなどASEAN(東南アジア諸国連合)主要国への輸出を計画。新工場は700名の雇用を創出する。
 同工場ではシボレー「スピン(SPIN)」の量産第1号車がラインオフ。同車は3列シート、7名乗りのコンパクトMPV。2列シートの5名乗り仕様も用意する。新興国を中心に販売されるため、価格は抑えめに設定する。同クラス唯一の6速ATが設定されるという。
 GMは2000年代半ば、ジャカルタ郊外の工場を閉鎖し、インドネシアの現地生産から撤退していた。