外国人看護師26人合格 特別措置も実らず低い合格率
インドネシア、フィリピン、ベトナムの3国との経済連携協定(EPA)に基づく外国人看護師候補者受け入れ事業で、厚生労働省は3月25日、357人の候補者のうち計26人が看護師国家試験に合格したと発表した。合格者の国別内訳はインドネシア11人、フィリピン14人、ベトナム1人。外国人候補者の合格率は7.3%で、昨年より3.3㌽低下した。
2008年度に受け入れ事業が始まって以降、これまでに3カ国から839人が来日し、昨年までに計128人が国家試験に合格した。日本人も含めた全体の合格率(90%)に比べ、外国人候補者の合格率が低く、2013年から試験時間の延長や、漢字にルビをふるなどの特別措置が取られているが、実を結ばず改善しなかった。