虐殺か伝染病か スラウェシ州の洞窟で大量の人骨発見

虐殺か伝染病か スラウェシ州の洞窟で大量の人骨発見
 地元紙によると、国軍のスラウェシ遠征チームはこのほど、東西スラウェシ州北コラカ山間部で大量の人骨が収められた洞窟を発見したと発表した。人骨は1000人分を超えるとみられ、今後考古学者らが継続調査するという。洞窟は上り坂を30分ほど歩いた崖の端にあり、地元住民らが近付きにくい場所で、入り口近くには高さ約20㍍の岩石がそびえ立ち、その窪み一つ一つに多数の人骨が詰め込まれている。奥へ進むほどに分岐しており、未調査の穴も多く、さらに大量の人骨があるとみられる。大量の虐殺があったのか、伝染病死者の共同墓地だったのか。今後周辺住民へ、この洞窟の存在や大量の人骨がある理由について、聞き取り調査していくという。