中国人観光客”爆花見”マナー違反に大使館が注意喚起

中国人観光客”爆花見”マナー違反に大使館が注意喚起

花見シーズンの日本に、春節に続き今度は花見に中国人観光客が大挙して訪れている。”爆花見”と形容されるほどだが、行儀の悪さは相変わらずで、在日中国大使館は注意喚起している。だが、中国メディアが伝えるように、その効果はあまりなかったようだ。

在上海日本総領事館の統計によると、3月に中国人に発給した観光ビザは過去最多の14万6000件に上った。これらの人たちが日本各地の花見の名所を訪れる。花見に日本を訪れる中国人向けに、同国メディア、中国・騰訊網は700本の桜があり日本有数の花見スポット、東京・上野公園に「花見のマナー5原則」を告知する中国語の看板が設置されている、と報道。香港・鳳凰衛視(フェニックステレビ)も「”爆買い”など、中国人観光客の旺盛な購買意欲は日本人に歓迎されているものの、一部の中国人観光客のマナー違反が現地の人の反感を買っている」と伝えている。

フェニックステレビは、上野公園で屋台を営む女性の「ごみを捨てないで、そのままにして帰っちゃうのが中国人。中国人が一番悪い」との声を紹介している。同テレビの記者が東京・新宿御苑で取材中にも写真撮影する際に木の枝を引っ張ったり、子供のために木の枝を折ったりする行為が見られ、記者が咎(とが)めたところ、反論する中国人観光客もいた–と報じている。