チラマヤ新港の建設地変更か 視察のカラ副大統領
インドネシアのユスフ・カラ副大統領は4月2日、西ジャワ州チラマヤ新港の建設予定地を視察し、別の場所へ建設地を移すとの意向を明らかにした。石油ガスのパイプラインや関連施設があり、船舶の航行や石油ガス生産への影響を懸念する国営石油ガス・プルタミナなど反対派の要求を聞き入れた形となった。
代替地はチマラヤの東にある同州スバン~インドラマユの間で選ぶ見込みで、日本政府が協力して進めてきた同計画は大幅な見直しを迫られる。建設中止には開発計画をまとめた政策指針に関する大統領令(2011年第32号)を撤回する必要があり、ジョコ・ウィドド大統領が最終的に決定を下す。地元メディアが報じた。