旭化成ケミろ過膜 シンガポール下水回収プラントに採用
旭化成ケミカルズは4月6日、シンガポール最大の下水回収プラント、チャンギ・ニューウォータープラント第二期で同社の水処理用中空糸ろ過膜「マイクローザ」の採用が決まったと発表した。同プラントの処理能力は1日当たり28万8000立法㍍で、シンガポールの下水回収プラントでは最新・最大規模となり、稼働開始時期は10月の予定。
今回マイクローザが採用されたプラントの営業権を得たUES Holdings社は、様々な水処理用ろ過膜を幅広い観点で比較評価したうえで、採用を決定した。今回の受注により、世界最大級の水処理市場のシンガポールのニューウォーター(NEWater)でマイクローザは約60%のシェアを占めることになる。マイクローザはポリフッ化ビニリデン(PVDF)製中空糸によるろ過膜。