日中韓 PM2.5共同観測 4月末の環境相会談で合意へ
日本、中国、韓国の3カ国政府が4月29~30日、上海で開く環境相会談で微小粒子状物質「PM2.5」の共同観測に向けた協力を打ち出す見通しとなった。PM2.5は自動車の排ガスなどに含まれ東アジアで広がる大気汚染の原因となっている。2015年から19年まで5カ年の共同行動計画に盛り込む方向だ。
日中韓の環境相会談は毎年開いているが、2012年の沖縄県・尖閣諸島の国有化問題が起きてから、中国は閣僚の出席を見送ってきた。今回は2月に就任した陳吉寧・環境保護相が参加する見込みだ。日本は望月義夫・環境相、韓国はユン・ソンギュ環境相が出席する。日本経済新聞が報じた。