日本の影響力が強いのはインドネシアとマレーシア

日本の影響力が強いのはインドネシアとマレーシア
 野村総合研究所が2012年8~12月にインドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、ミャンマーのASEAN(東南アジア諸国連合)5カ国で、17~59歳の男女を対象に面接調査法で実施した消費者アンケート調査によると、インドネシアとマレーシアで日本の影響力が強いことが分かった。「あなたの国の商品やサービスに影響を最も与えていると思う国を挙げてください」との質問に対し、「日本」と回答した人の割合は、インドネシアで35.9%、マレーシアで22.6%と最も高くなった。タイでは「韓国」と回答した人の割合が36.5%と「日本」の30.3%を上回った。またミャンマーとベトナムでは「中国」と回答した人の割合が、それぞれ73.1%、41.2%と極めて高い数値となった。
 価格感度に関する質問では「安くて経済的なものを買う」について、「そう思う」または「どちらかといえばそう思う」と回答した人の割合を国別に比べると、インドネシアが81.2%と突出して高くなった。同様に「価格が品質に見合っているかどうか検討する」については、インドネシアで91.7%、タイで82.9%と高い割合を示した。