Jフロント 免税店売上高7割増へ 訪日客へ照準
J・フロントリテイリングは、2016年2月期に免税品の売上高を前期に比べ約7割増の250億円に引き上げる計画だ。中国を中心に訪日客が増加していることに加えて、免税手続きを迅速に行うためのシステム導入などの対応策が、年間を通じて寄与することが下支えする。インバウンド(訪日外国人)消費の取り込みに照準を置く。
15年2月期のインバウンド関連の売上高は前の期に比べ2.3倍の150億円だった。14年3~8月期には売上高が40億円だったのに対して、14年9月~15年2月期が110億円と下期にかけて大きく伸びた。2月には中国の春節(旧正月)休暇があった影響が大きいが、3、4月もその勢いが変わっていないという。