海洋分野の来訪客4倍増へ拡大 インドネシア観光省

海洋分野の来訪客4倍増へ拡大 インドネシア観光省

現地紙ジャカルタ・ポストなどによると、インドネシア観光省は2019年までに海洋分野の外国人旅行者数400万人、観光収入40億㌦(約4812億円)の突破を目指す方針を示した。2014年100万人、10億㌦から4倍増の規模となる野心的な目標を掲げた。アリフ・ヤフヤ観光相は、インドネシアの観光収入に対するクルージングや島嶼観光といった海洋分野の割合がわずか10%で、マレーシアの40%と比べて大幅に低いと指摘。今後5年で観光地開発や手続きの簡略化などの環境整備を進める考えを示した。

具体的には①旅行者誘致や観光開発を優先的に進める国家観光戦略地区を、現在の8カ所から19年までに25か所に増やす②法制面で現在3週間ほどを要するヨットの入港許可手続きを1週間に短縮するとともに、滞在許可期間を現在の6カ月から12カ月に延長する。入港許可手続きは、将来的にオンライン化で1日への短縮を目指すとしている。