訪日観光客用Wi-Fi 地下基地局 NTT西日本が開発
NTT西日本は4月23日、地面に埋設できる無線LAN「Wi-Fi」の基地局を開発したと発表した。従来は商店街の支柱や軒下などの地上に設置することが多かったが、防水性を高めることで地下に設置できるようになった。25日から熊本市植物園で実証実験を始め、今年度中の発売を目指す。神社仏閣など支柱を立てにくい観光地での採用を見込む。
今回新たに開発した基地局は縦41㌢、横64㌢、高さ66㌢の専用の箱に入れ埋設する。電力や通信のケーブルを接続すれば半径30~40㍍の範囲で無線基地局が一体になった製品も開発した。訪日外国人の急増に伴い、駅、空港、商業ビルはじめ観光地でのWi-Fiへのニーズとくに高まっており、こうした要望に応えるもの。日経産業新聞が報じた。