「武蔵」元乗組員ら40人がフィリピン洋上で慰霊祭

「武蔵」元乗組員ら40人がフィリピン洋上で慰霊祭

フィリピン中部シブヤン海に沈没した旧日本海軍の戦艦「武蔵」とみられる船体が発見されたことを受け、元乗組員3人と遺族ら計約40人が4月26日、船でシブヤン海に向かい、洋上慰霊祭を営んだ。元乗組員らは、海底で船体とともに眠る”戦友”のそばで、70年余り前の様々な万感に思いを馳せた。

「武蔵」は「大和」とともに、当時、日本が誇った世界最大級の戦艦で、全長263㍍、排水量約6万4000㌧、射程40㌔を超える46㌢主砲を搭載。太平洋戦争中の1944年10月、フィリピンのレイテ沖海戦で沈没。乗組員約2400人のうち1000人余が戦死したとされる。