日本の知見生かし政策実現に協力したい 竹部理事長

日本の知見生かし政策実現に協力したい 竹部理事長

ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)の竹部幸夫理事長(三井物産インドネシア総代表)は、インドネシアに対する印象と、JJCの今年度の基本的な運営方針を明らかにした。2億5000万人という人口を擁するインドネシアは、国の成長期にジョコ・ウィドド大統領という時宜を得た指導者が出てきて、この国は経済をはじめ様々な分野で信じられないような成長を遂げるのではないか–と今後の”伸びしろ”の大きさを指摘した。ただ、現在の同国の政治状況について、「既得の権益を持つ層と持たない層がいろいろな分野で主導権争いをしている」と分析。

そうした中、JJCの基本的なスタンスは、中身を理解し、インドネシア政府の政策実現に協力するため、「日本の知見を生かしていくこと」という。そのうえで、注文や要望を口にする。「この国に投資したい人はたくさんいる。人材を送り込みたいとい企業も少なくない。しかし、導入路が詰まっていては入りたくても入れない。ビザの問題など不必要な規制はできるだけ減らしてほしい」と訴えた。地元メディアなどが報じた。