立命館アジア太平洋大 ムスリム関連ビジネス研究
立命館アジア太平洋大学(大分県別府市)は、イスラム教徒(ムスリム)向けの関連ビジネスを調査する「ムスリム研究センター」を設立した。インドネシア、マレーシアなどイスラム諸国への進出を検討する企業や、日本を訪れるイスラム教徒の観光客への対応を模索する自治体と連携する。在学する約300人のイスラム教徒の留学生を活用して、商品やサービスの開発などマーケティング面でも協力する。
4月1日付で同大学の研究機関(立命館アジア太平洋研究センター)付属の研究所として発足した。イスラム諸国への投資や、イスラム教徒を呼び込みやすい観光資源の開発を研究する。ベンチャー投資会社のインスパイヤー(東京都港区)などが資金を援助する。今後、企業や自治体の賛助会員を全国から募る。日本経済新聞が報じた。