中国車工場2500万台分過剰 稼働率5割 値引き競争に

中国車工場2500万台分過剰 稼働率5割 値引き競争に

世界最大の自動車市場、中国で生産能力の過剰が深刻になってきた。2015年のメーカー各社の生産能力は前年より2割以上多い計約5000万台に増える見通し。一方、同年の新車販売予測は前年比7%の2500万台前後強にとどまる。
こうした状況を勘案すると、8割以上が適正といわれる稼働率は5割前後に落ち込みそうだ。中国市場ではすでに供給過剰による価格下落が始まっており、日系メーカーの採算にも打撃を与えるとの見方が強い。日本経済新聞が報じた。