ジェトロ 海外拠点の事務所配置を新興国にシフト
日本貿易振興機構(ジェトロ)が、海外事務所の配置を新興国にシフトしている。2014年度だけでも東南アジアのラオス、中国内陸部の成都、北アフリカのモロッコに事務所を設置したのに続き、15年度以降はさらにアフリカで4つの事務所を開設する。
こうした一方で、北欧のデンマーク、フィンランド、スウェーデンの事務所は15年度以降に閉鎖する。日本企業の関心度が先進国から新興国に移っていることに歩調を合わせる。ジェトロの海外事務所は、1月のモロッコ事務所の開設により76カ所に増え、10年3月の71カ所から5カ所増えている。日刊工業新聞が報じた。