AIIB設立準備作業難航 想定以上の参加国増加で

AIIB設立準備作業難航 想定以上の参加国増加で

北京・時事によると、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立準備作業が難航しているもようだ。創設メンバーが計57カ国と、当初の想定を大きく上回ったため、各国間の意見調整に手間取っていることが背景にあるとみられる。
4月下旬、北京で第4回首席交渉官会合が開かれた。創設メンバー確定後、初の交渉官会合だっただけに注目を集めたが、閉会後、アジアの途上国代表筋は「まだ出資比率を決める段階に入れていない」と打ち明けている。やはり、3月末の期限を前に駆け込み申請が相次いだのは想定外だった。それも当初、中国とは距離を置くとみられていた先進7カ国(G7)のうち英国、ドイツ、フランス、イタリアの4カ国が手を挙げる事態は想像しにくかったはず。中国にとっては大歓迎のうれしい誤算だった。
こうした事情から、同国財政相の担当者らは現在、設立協定案をめぐる各国間の調整などで徹夜の作業に追われている。出資比率は中国が最大になるのは確実で、2、3位はロシア、インドが有力視されている。