伊藤園 インドネシアで茶系飲料販売強化
伊藤園は、東南アジアや米国で茶系飲料の販売に力を入れる。このほどインドネシア向けに、新しい茶系ブランドを立ち上げたのに加え、今年2月に買収したコーヒー豆生産・販売の米子会社を通じて、外食チェーンにも茶系飲料を売り込む。
インドネシア向けの新しい茶系ブランド名は「Kiyora(きよら)」で、現地の小売業を通じた販売を始めた。伊藤園として東南アジア向け茶系ブランドは初めて。 ジャスミン緑茶(330㍉㍑で32円程度)やミルクティー(330㍉㍑で64円程度)など4品目ある。インドネシアで採れた茶葉を使い、現地の消費者の嗜好を踏まえ商品化した。現地の紙パック入り飲料大手との合弁会社を通じ、同国内の小売店などに売り込む。
同社は昨夏から、ジャカルタ市内で試験的に茶系飲料を販売していた。その結果、販売動向が好調なことから、4月から順次、同国全土に販路を広げ同国向けの茶系ブランドを通じて、健康志向の高い消費者の需要に応える。日経MJが報じた。