三菱重工 インドのM&M社と農業機械事業で提携

三菱重工 インドのM&M社と農業機械事業で提携

三菱重工業は5月21日、農業機械事業でインドのマヒンドラ・マヒンドラ(M&M)と提携すると発表した。M&Mが30億円を出資し、三菱重工グループの三菱農機(島根県松江市)の株式の33%を保有する。三菱農機が10月1日付で実施する第三者割当増資をM&Mが引き受ける。現状は三菱重工業の子会社が100%出資しているが、増資後の議決権は三菱重工67%、M&Mが33%となる予定。
三菱農機はM&Mに対し、トラクターのOEM(相手先ブランドによる生産)供給や歩行式田植え機の技術供与などを行っている。国内農機市場の漸減傾向が続く中、M&Mとの提携範囲を広げ、農機需要が広がるアジアや北米、アフリカなど海外市場に活路を見い出す。