日立 香港地下鉄向けB-CHOPシステム2台を受注
日立製作所は5月21日、香港の地下鉄システムに向けて香港鐵路有限公司(MTR社)から、日立子会社、日立遠東有限公司を通じて蓄電式回生電力貯蔵装置(B-CHOPシステム)2台を受注したと発表した。B-CHOPシステム2台は2015年11月までに納入され、16年2月以降に運用が開始される予定。リチウムイオン電池を適用した回生電力貯蔵装置が香港の輸送システムに導入されるのは今回が初めて。
B-CHOPシステムが導入されるのは香港、九龍(カウルーン)両市街からランタオ島沖の香港国際空港を結ぶ全長約35㌔㍍の機場快線と、中環(セントラル)駅から新界地区南部のチェンワン駅までを結ぶ全長約16㌔㍍のチェンワン線の2路線。
1年間の省エネルギー効果検証を経て、将来的には香港の地下鉄全路線にB-CHOPシステムが導入される計画だ。