東レ 中国で縫製品事業拡大 3倍の年産60万着に
東レは中国の製織・染色加工・縫製品の生産を本格的に始める。合成繊維の生地製造子会社「東麗酒伊織染(TSD)」(江蘇省南通市)はこれまで織物・染色加工を主力事業とし、衣料品向けに月間約730万平方㍍を生産している。
TSDは昨年、新規事業の一環として高付加価値化を志向、これらの生地を使った縫製品の生産に着手した。2015年は縫製品の生産量を14年比3倍の60万着に引き上げる計画だ。
中国アパレル企業に生地だけの素材を販売するのではなく、付加価値の高い縫製品を供給することで中国内需を開拓する。