常石造船 カラグループとインドネシア造船事業検討

常石造船 カラグループとインドネシア造船事業検討

造船業中堅の常石造船(広島県福山市)はユスフ・カラ副大統領の一族が運営するカラグループと、インドネシアでの造船事業参入を検討している。インドネシアを中心とした東南アジアと旺盛な船舶需要を取り込むのが狙い。
投資要請のため5月下旬に訪日した投資調整庁(BKPM)のフランキー・シバラニ長官が、福山市に常石造船の持ち株会社ツネイシホールディングスの伏見泰治会長を訪ね、インドネシアへの同社の投資について協議している。
この中でフランキー長官は北スラウェシ州マナド、南スラウェシ州マカッサル、東ジャワ州スラバヤなどインドネシア造船業の拠点を紹介しているという。そして、同長官は国営アンタラ通信に「ツネイシは4000万㌦を投資すると約束した」と明かしている。